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イッズミー お疲れ様でした

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今日は 途中で雨さえ降らなければ いつもの のんびりイッズミーとなったはずなのですが、
11時半を回ってから急に冷たい風が吹き 雷が鳴り 雨が12時半ごろまで降るという不安定な天気でした。

今回はたくさん参加者が集まりましたね~、これでやっと震災から吹っ切れたかな? 
家を失くした人 親や縁戚を亡くした人 避難所暮らしの仲間たちが顔を出し 
いつものイッズミーの姿に戻り始めた感が強かったと思います。
これに石巻地区や蒲生地区のメンバーが参加できる環境になれば 
イッズミーの団結力が名実ともに結実しそうです。
9月には以前同等の趨勢に復活できそうですね。みんな元気出していこう!

皆さんにお願いした「Tシャツ」は なんと、「293枚」となりました。
300枚になんなんとする枚数が集まりました。結果、1人に2枚配布できました。
ありがとうございます。次回6月も 夏服を集めますので宜しくお願いします。
付け加えますが ほとんどが新品でした。出費させてしまって申し訳ないです。

避難所年齢層は50歳台を中心にプラスマイナス10歳ずつの年齢層の方が暮らしています。
赤いTシャツもあれば 黄色いTシャツなどもあったりして、一種の「若返り」に避難所では歓声が上がりました。
そうなんです、冬物は山ほど積まれているのに夏物がほとんどない これが現実です、
助かりました。おまけに Hanesや UNIQLOの下着などもあり非常に助かりました。

義援金は 43,650円でした。明日 日赤義援金窓口にに郵便振り込みいたします。
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今回はイチゴパックが各避難所に何とか4パックずつ牛乳や練乳とともに配布できました。
おまけに山形のサクランボも集荷されました・・・これらの品目に避難所の皆さんは驚かれたようです(^-^;;。

もともと イチゴは傷みやすいので我々の支援物資に加味されること自体が難しいし
当日配布でないと無理な食品です。だから どの支援者もなかなか手を出せないものの一つです。
再び 三河屋御用聞きスタイルで次回配布に際しても呼び掛けいたしますので このブログに注目ヨロシクです。

「うちの畑でとれた朝どり野菜を持ってきましたぁ~」
という若者もいて、、、
「スーパーバッグに詰められたままのホウレンソウ」とかも持ち寄り戴いて、、、頼もしく思えました。
お蔭さまで青果物の集荷は段ボール2個分になりました。

1避難所分の賄いができる量が集まり、松島東部地域交流センターに配布いたしました。 

そこでの仕分け作業中に、、、なんと「五能線」を唄っている歌手の「水森かおり」さんが
避難所慰問に訪れていて 偶然にお会いしました。優しそうなお方でした、ラッキー!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110509-00000318-oric-musi.view-000

魚の干物は 昨日のうちに150食分(アジの開き ホッケの開きなど) 配布できました。
松崎さん、誉田さん お二人のお力で貴重なタンパク源を確保しております。

化粧品は近藤さん(奥様)や、酒田のミニ乗りさんなどから、化粧水 乳液 コットンなどが
持ち寄られ、横浜の安室さんからの資生堂やカネボウ化粧品のサンプルを大量に戴きましたので、
4箇所の避難所に充分に分配できました。

次回ですが、実際に物資は充分なようなので、特に「夏野菜」と「イチゴ」などに基本品目を限定しようか?と思っております。
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仮設住宅も東松島市は 需要分1900戸分を確保できたそうで、完成が待ち遠しいです。 
東松島市職員の話によれば8月末には全員入居できるそうです。ほんと良かったですね。

おまけに愛知県瀬戸市からお茶碗・皿などが全戸に配布されることが決定したそうです。
冷蔵庫 エアコン テレビ 洗濯機 給湯器 掃除機などが全戸完備で布団もセットで家族全員分が供給されるようです。
その上での入居となるので、僕らの支援活動は9月までで終われそうです。

問題は秋物衣料ですが 支援者の懐にも響きそうなお値段もしますので・・・無理にとは言いきれません。
そこは義援金として集約した方がいいのかな?・・・少し思案させてください


義援金は11月まで呼び掛けますので 飽きずに「義援金貯金」してくださいね(^-^;;

南相馬市の職員であるK君が参加しました。現在、避難所対応の職員として宮城県丸森町の避難所に常勤中とのことでした。
聞けば、、、原発被害区域20キロ~30キロ圏内 30キロ圏外など4パターンに分断され、南相馬市としての行政方針が通らず、今や崩壊状態ということでした。

彼は「義援金」の考え方に僕と同調の意見をお持ちでした。
福島でも 岩手でも 青森でも 茨木でも 千葉でも・・・宮城県同様に義援金が配分される、
そのことで 福島の原発避難民にも義援金が回る。宮城県だけが良ければいい、
といったエゴイスティックな心理が働かないように自制もできるので 
支援を戴いている立場としては「義援金」の考え方は良いと思う とのことでした。
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440さん こんばんわ。

どこへ行っても どんな時でも 義援金募金はそちこちで見受けられます。
おそらく皆さん 街頭や職場、そちこちで募金なさっているのではないでしょうか?

イッズミーは車繋がりでの自由な集まりなので、あちこちに楽しい局面が転がっている反面、
呼び掛け人の掛け声一つで大きく質が変わるような単純なものでもありません。
色々な考えの方が集まっていることを認めつつ成り立ってる車オーナーの集団です。
一括りで語れるようなものでもありませんし(^-^;; イッズミーを呼びかけた本人に言わせれば
8年間を経て今なお「難しい集まり」です(笑)

野菜、果物、魚の開き、今回はTシャツを買って、化粧品も買って参加、、、ということで
形は違っても出費を乞うているのは呼びかけた私の方でして、その点申し訳ないなぁ と思っております。

全ての人が少しずつ持ち寄る、全ての人が毎回1000円ほどを募金する・・・この考え方が普及すれば 
特定個人の負担だけ重くならずに 皆が軽い負担で支援を継続できます。
イッズミーは支援団体としても、人間集団としても醸成され、みんなで合格ラインを越えるとも思えます。
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ところで最近 耳にする言葉で「共助(きょうじょ)」という言葉があります。
若者の多くはこの「共助の精神」を身につけているそうです。
阪神大震災以降、常識になっていると先日テレビで拝見しました、「新しくて、潔い」感覚ですね。 

普通の人が普通にボランティア活動に参加しているんですね。
一昔前は活動家っぽい人が それなりの出で立ちやスピリットで参加していたものですが、今の若者はそうじゃないようです。
今日も兵庫県舞子高校の生徒さんたちが授業の一環で、全校生1週間交代でバスに乗ってやってきて 
普通にボランティア活動に参加している という話を松島東部地区避難所で聞かされショックを受けました。

自分たちで煮炊きし 合宿感覚で 朝早くから東松島地区に出向いて後片付けをしている・・・
これが今の若者感覚なんですね。何の衒いや疑問もなくボランティア活動に参加するって、
息子・娘たちの世代にとっては極めて普通の感情であり、常識のようです。
さすがに環境防災学科が新設された学校は違いますね。

僕ら40歳以上の世代は、「自分さえよければ良い」「個人主義」「勝組&負組」などの人生観などが蔓延してるようで(^-^;; 、
この「共助」の話を聞いてからは恥ずかしくなります。車が趣味の我々はある意味世間から白い目で見られがち、学ぶべき根拠は大いにありそうです。

今の若者が大人になる頃、小泉政権時代に大手を振った「勝組・負組」の人生観は淘汰されることでしょうし、
かつての「共存共栄」世代や 現代の「Win-Win」経済一辺倒世代に成り代わり 
エコな「共助」世代が台頭することで日本も欧米並みの「人間主義」へと変わってゆくんだろうなと思いました。
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というわけで 募金の額面は前月と比べても、参加台数の割合いに比してもまあ 少ないわけですが、、、
でも 「300枚」というTシャツが集まったってことはまだまだイッズミーも捨てたもんじゃないなぁ とも思いましたよ(^-^;; 

記名/無記名については 任意の「善意」ですので さらに善意に記名はないだろうと・・・それが私の答えです。
それに毎回、来場するたびに1000円もカンパするってそうそうできることではありませんよね。 
咽もと過ぎればなんとやら・・形骸化しないよう お互いに支援の炎を灯してまいりましょう。

難問へのコメントを戴きまして心から感謝します ありがとうございました。
by sendai-isme | 2011-05-08 18:52 | 2011 クロニクル