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仙台 ・ 泉ヶ岳ミーティング chronicle

保守政治の「ツケ」&「清算」

日本はいま、戦後最も大きな危機を背負っています。そんな時、どんな政府であるにせよ混乱した政局を切り上げ挙国一致でこの難事に対処することが 何をおいても優先されるべきです。

◆ 民主党であっても 自民党であっても 総理が誰であっても・・・批判するならそれに代わる
代案がなければなりません。

危機管理ができない 場当たり的だ と、弱り目に祟り目の現政権への批判が目立つようですが、そもそも数十年もの長きにわたって 安全神話が優先されて さらに技術的問題が秘匿されて今までチェックが為されなかったわけですから・・・、今ここに至って 唐突だ!と批判する者は「数十年間もの不作為」について先ず自分を律して それから批判をしなさい!と苛立ってきます。

批判している本人も理想的な「原発危機管理」とは何か? 現状の管理基準との違いは何か?を説明できないのではないかな? 保安院の基準を復唱するわけにはいきません。

◆ それにしても いまだに「原子炉を守る五重の壁」という言葉を用いている国会議員がいます。電力サイドが作った民間人向け宣伝パンフ。この内容を臆面もなく「五重の壁だから安心だ」と平沼赳夫なる国会議員がTVでコメントしていましたが、、、いやいや ひどい悪夢でした。

五重の壁=「燃料ペレット」「燃料被覆管」「原子炉圧力容器」「原子炉格納容器」「原子炉建屋」すでに圧力容器も格納容器もメルトダウン、メルトスルーの危機に晒され 最後の守りである原子炉建屋も吹き飛ばされ、人間の作った造作物は全て破壊されました。今は土を掘って「コンクリート擁護壁」を作らねば溶けた燃料が地下水に到達すると叫ばれている時に 平沼議員のこの時代遅れの認識 コメントには呆れました。今どきの子供なら騙されません。こんな不勉強な議員で 過去の保守政治がなされてきました。

◆ 今回の「ストレステスト」問題ですが・・・40年も使えば 老朽化するのは一目瞭然です、それは誰しも想定できるわけですが、まるで臭いものを扱うように 数十年もホッタラカシでした。これだって 唐突だ 唐突だと批判はすれど、過去において 一度も「開示されたテスト」は為されなかったわけで、「安全」とは言えないのに、唐突だ!ケシカラン とどうして責めれるのでしょう? !

「唐突さ」が悪いのか それとも 何十年も眠っていた「安全神話」に火を付けたのが悪いのか?テストをするぞ!というのは、過去からのツケを清算しようとする現政権だからこその責任!と僕ならそういう風に理解しますが。

唐突ではなく この危機に直面した今だからこそ執れる「時の政府の方針」と思えばいかがでしょう?いきり立つ矛先が違って見えてくるはずです、批判されるべきは「歴代自民党の政府」であるはず。その反省に立っての相互協力こそ 国家をひとつにする原動力、チャンスだったものを・・・。残念ながら、是々非々で過去を省る「良心」をもった自民党政治家は石破さん一人だけでした。

◆ ガラスにたとえて 小出(京大助教)さんは言っております。焼き付けガラスは大きなショックを与えると、バンッと粉々に砕け散る。同様のことが原子炉にも言える。圧力容器の金属ですが 比較的軟らかい物質が選ばれています それが鉄材であったわけですが 数百度を越えた時には「ヤキ」がはいって、軟らかな鉄もヤキの入ったガラス同様、一度に粉々に砕け崩れる可能性がある・・・鋳物同然。それらは「中性子」の作用だという。

不知に成り立つ原子力、科学を知らぬということは実に恐ろしいことです。逆にいえば 騙すのは簡単です。逆にそれを知っているから 自民党の誰もがテストを先送りにしてきた ともいえるわけです。テストをすれば 安全神話を自ら覆すものだと批判する保守政治家・評論家がいますからね。 

◆ しかし向後数世紀において「神話の蓋」をどんなに強化しても何ら根本解決にはなりません。もちろん 「テストの内容」も重要な問題になるはずです。ジッと着目しましょう。原発が「どれほど危険なものか」「安全ではなかった」「制御不可能」かが分かってくるはずです。

現政権は 浜岡停止にせよ、ストレステストにせよ、復興対策 放射能汚染についても・・・被災地を抱えている中、野党が「一本釣だ」「唐突だ」「協力しない」とガタガタ騒いでいるときに菅政権は 過去の「保守政治の清算」をやらされてる・・・そのように 僕には見えます。

自民党の歴代政府が 電力利権のもとに撒き散らかした「危険」に対して やっと半世紀もたってメスを入れようか!?というのが 今の実状ではないでしょうか。現状を知れば知るほど 菅総理にむかって「辞めろ!」とは けして言えなくなりました。

◆ 任意の1000名中、45%の子らの尿検体に セシウムが検出された このニュースが流れた時、僕はショックでした。福島県民なら体に戦慄が走ったことでしょう。全ては遅きに失したことですが、私たちは日本の将来を見据え国民としての責任を果たすべきです。将来の政治の方向を選択する際、親としての責任の在りようはいかに?と問われているのです。「脱原発」で国家事業を新たに為す、この道を選択すべきであり それこそが子らへ遺す財産です。

◆ ゆくゆくここは 原発を「争点」に国民投票をする(実施するには法律が必要だが)そうしないと人任せの世が変わりません。党利党略の政権争いではなく、国民基準で原発の是非を問う。

①原子力発電を民間の管理から 国家の管理へと移行することを定める。
②原発の何が良くて何が悪いのかを見据え 国民投票をする。
③最終的に国家事業として「脱原発」へと大きく舵を切る。


上記3点の結果、近い将来、新政府が生まれれば良いと思います。同時に各方面で「脱原発の施策」を考える、太陽光発電なども出されてくるでしょう。いずれにしても 国民に根差した政治がやってくることを切に望みます。
 
◆ 現状は・・・菅首相に代わる政府を作れるのか? 批判する者は同等以上のことができるのか?誰が一体 総理適任者なのか?答えもないままに現状だけを批判することは政治家として無能です。であるならば 自民も公明もここは民主と一致して知恵を出し、対処すべきであったと思います。ここ4ヶ月 それができないのだから 言ってもしょうがないのではありますが・・・被災地の為を思って「早めになすべきことは早めにせよ」 これだけでも実行して頂きたい。

◆ 僕らは 復旧に半年と定め、支援期間を設定してきましたが そこに原発問題があるのでその期間内に復興着手はできないと思うようになっています。さて困りました ここは考えどころです。東松島は他地方に比べ復旧は早い方ですが 復興に向けての国家支援策が迅速に必要になります。

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by sendai-isme | 2011-07-13 09:56 | 東日本大震災