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77回 仙台・泉ヶ岳ミーティング

こんにちは
管理人の天野啓太郎です。


まずお詫びから。

前回告知しておきながら、思い切り渋滞に巻き込まれまして取材を落としてしまいました。

まことに申し訳ございません。

福島を発つ際に渋滞20キロ、
一般道で渋滞を避けましたが、泉PA付近でまたもや巻き込まれ、泉PAを出た辺りで力尽きました。


遅刻記でも書くしかないかと思っておりましたが。
思いがけず画像を頂戴しましたので、参加してませんが開催の模様を想像で記載させていただきたいと思います。
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まずは、この一台。

フォルクスワーゲンT3をベースとしたキャンパー ウェストファリアです。
このワーゲンは、もともとはワーゲンタイプ2を発端とする、いわゆるビートルベースの車です。もともとは工場での荷物運びに、ビートルを改造したものだったらしいです。

このT3は後期モデルですね。当初は丸目だったのですが、往年の日産サンタナのような角目コンビライトで武装しております。

ちなみにこの先祖のタイプ2にはブラジル産がありまして、こちらはエンジンが水冷化
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されており、昔のお顔にラジエーターを追加したなかなかユーモラスな顔をしております。
ウェストファリアのキャンパーは市場では人気がありまして、古い車でもかなり高値で取引されています。

アストロのキャンパーあたりとは雲泥の差です。ウェストファリアのかっちりした世界もすばらしいのですが、アストロあたりのアメリカンでルーズな絢爛豪華さも嫌いではないのですけどね。

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マセラティーグランスポーツ(もといツーリスモ)です。
マセラティーというブランドは私も好きなブランドのひとつですが、とにかく名門なだけにあちこちに「ドナドナ」されています。

当初はマセラティー兄弟により創設され、その後経営難で実業家のオルシヘ売却。

そのあとは、なぜかシトロエンへ売却されます。このころ、シトロエン+マセラティーの名作SMが登場。
その後シトロエンと提携したプジョーとの提携を反故にして、アレッサンドロ・デトマソの軍門に下ります。

今はフィアット傘下を経て、フェラーリのコントロール下での車作りです。

こちらの車もエンジンはフェラーりですね。フェラーリよりアダルトなムードで高級感があふれるブランドという位置づけになってますね。

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こちらはそのアレッサンドロ・デトマソ傘下でのビトルゥボシリーズの一台です。
こちらはたぶん228だと思う(すみませんビトゥルボ425だそうです。)のですが、違ってるかな。
ビトゥルボはツインターボのことでーす。

マセラティーのこのシリーズは意外と鮮やかな色使いが多いですが、黒というのも精悍でよろしいですね。

余談ですが、シトロエン傘下でのマセラティーはパワーウインドウがハイドロを使っていたり、へんなところに油圧を使っており、大変苦労が耐えないらしいです。
シトロエン傘下のボーラ、メラク、カムシンあたりが大好きな私としては大変残念な話ですが。
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アルファロメオの往年の名作75です。
アルファロメオ最後のFRとして、いまだに人気がありますね。
ドディオンアクスル、トランスアクスル。とにかく走りにこだわり、そしてアルファらしいデザイン。
このころはタイミングベルトでなくチェーンのはずですから、イタ車のお約束、タイミングベルト交換地獄にも陥らないはずです。

こういうシックな色のアルファも良いですね。

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フィアット500です。以前はもっと見かけたものですが、最近は新しいほうばっかり見るようになって来ました。
ミニもそうですが、このころの小型車って本当に小型ですよね。

ミニにせよ、ヌオーバ500にせよ、でかすぎて小型車なのって思いますよね。

それにしても、イタリア人はヨーロッパ人種のなかでは比較的小柄だと思うけど、よくこれに乗っていたなと思いますね。


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ゴルフI GTIですね。
ジョルジュオット・ジュジアーロ大先生の名作。

実はこのゴルフが世にでる前にフォルクスワーゲンは、ビートルの後継車として画期的な小型車を、ポルシェへオーダーしています。

その車はなんとエンジン横倒しのミドシップ。エンジンはリヤシートの下にあります。
ついでにフロントとリヤの両方にトランクがある。
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EA266と名づけられたこの試作車はワーゲンの中興の祖ハインリッヒ・ノルトホフの手で進められますが、後継となったルドルフ・ライディングの手で白紙に戻されます。あまりにも金がかかりすぎるからです。

実は、ワーゲンとポルシェは同族企業みたいなもんで、EA266プロジェクトは、ビートルの特許料で太っていたポルシェとの協調路線でもあったのですが、この路線を否定されたポルシェは、経営難に陥ります。

現在のワーゲンの実質的な支配者といわれるフェルディナンド・ピエヒ氏は、実はポルシェ博士の孫なのですが、氏がポルシェを追われて、アウディーへ行き、フォルクスワーゲンの会長まで上り詰めるストーリーはこのときの復讐なんではないかと私は思っています。

さて最後は日本車で。
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マツダランティスです。

「ランティスアピール」と称して、日本ではじめて、衝突安全性をアピールした車。


昔から、カーグラフィックに見開きでほとんどがテキストで技術論を語る脅威の広告を出すぐらいまじめなマツダが放った意欲作だったのですが。

売れ行きいまいちでしたねえ。
こんなにまじめに突き詰めて作っていたのに、衝突安全の訴求に目覚めた後発某メーカーの後だし戦略、メガネの本荘まなみの「●OAください」辺りにあっけなく負けてしまったのは本当に残念なことでした。

さて最後は、日独合作(?)

オペルカデット 日本名ジェミニで

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これはDOIHCのモデルでしょうかね。

なんとなく日本車っぽくないなと思ってましたが、オペルだったんっだから当たり前ですよね。

ちなみにジェミニはふたご座ですからね。

意外とディーゼルの車が多かったような気がします。ディーゼルのセダンって結構足としてはいいものだと思うのですが、早く国産のコモンレールディーゼル出ませんかね。


お写真をご提供いただきました。M様ありがとうございました。

天野はそのころ。
道端で馬をかけたポルシェを見つけて悦に入っておりました。

どこでわかったかって、
あの変なドアミラー穴でわかりました。
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来月は絶対行きます。

ではまた。
by sendai-isme | 2012-08-19 08:44 | 2012 クロニクル