2012年 09月 09日
第78回泉ヶ岳ミーティング
管理人の天野です。
本日は、9月というのに残暑の厳しいなか、多くの方々に参加をいただきましてありがとうございました。
私もいろいろな方とお会いしてお話ができまして大変楽しく過ごさせていただきました。
一日あけましたら、金融担当相は自殺するは、野党第一党の党首が党首選に出ない?
どうなってるんですかねこの国は。
フェイスブックページもよろしくお願いします。
さて、BE1です。
日産901運動(90年代に技術で1番になろうという野心的な計画)のアドバルーンだったのかどうか、パイクカー3部作のパナを切ったこの車。
ボディーは少量生産を前提とした樹脂製。マスマーケティングではなく、少量多品種生産への移行とか言われてもてはやされましたが、さいしょのBE1以降はやや、その勢いも消えていきましたっけ。
ボディのデザインはいかにも 某英国 M車ではないかと言われましたが、今見てもなかなか斬新ですね。
それにしても本当にすばらしいコンディションでした。中身は初代マーチです。
このころの日産、「みなさんおげんきですか」口パク事件の井上用水のCMなどなかなかとんがってましたっけ。
ロータスエスプリです。
おそらく90年代のSEだったと思います。
メタリックブルーに、内装は白のレザー、じつに素敵なお車です。
2.2リッター直四縦置き4気筒をターボ過給。1974年に登場した際はジウジアーロデザインの「折り紙細工」といわれるほど直線的デザインでしたが、87年に自社デザインに切り替わりこの形となりました。2004年まで30年の長きに渡り生産されました。
MGAです。
1955年に登場、ボディーは梯子型フレームに、木製床板、上面のボディーは鉄製で、
1962年にMGBが登場するまで7年間に渡って生産されました。クラシカルで優雅な外観ですが、パーツは再生産品が比較的容易に入手可能だそうです。
BMW M3です。
E30系のこのM3は、ツーリングカーレースで勝つために作られたレース用ベース車両というべきもので、
トレッドを広げるため、思いっきりフェンダーを膨らませ、空力向上のため、特性のスポイラーを装備するなど、かなり気合の入ったモデルでした。メルセデスベンツ190の2.3-16はこやつのライバルで、こちらはエンジンは名門コスワースでした。
ルーチェです
こちらは平成元年の最上級モデル 「ロイヤルクラシック」。
縦型の普通のカセットデッキのようなオーディオが付いています。ルーチェといえばロータリーですが、
こちらはレシプロ3000V6 4ドアセダンはほとんどありえないくらいレアなのだそうです。
インパネはデジパネなんだが、オドメーターは機械式なのが泣かせます。
最終型丸目117クーペのステアリング
117といえば、唐獅子のエンブレムなのですが、なぜかステアリングのエンブレムは、
どこかかわいい系でした。
こちらはオートザムAZ1です。
カプチーノ、ビートといったスーパー軽のなかでも、もっともスーパーカーらしかった車ですね。
スズキから供給されるアルトワークス用エンジンをミッドに搭載。
ゴーカート並みなクイックなステアリングで、乗り手を選ぶ車だったとか。
どんな乗り味なのでしょうか。
こちらはスバルブラッド。
スバルレオーネベースのピックアップです。スバルお得意の4WDですね。
アメリカ輸出専用モデルでしたが、なんと、当時日本製ライトトラックは、高関税だったため、他のモデルは、キャブだけつけて、荷台は後付するという関税逃れをやっていたとのこと。(フレームボディーだからできたこと)スバルはモノコックなので、この技が使えず。リヤにシートをつけることで、乗用車として輸出することをみとめてもらったとか(出典Wikipedeia)
まじめな富士重工らしいエピソードですね。
それにしても、この型のレオーネは、ワゴンとか、ピックアップだと光るデザインのように思いますね。
アルピーヌの名前こそありませんでしたが、最後のアルピーヌとも言うべきルノースポールスピダーです。
ワンメイクレース用にルノーが出した意欲作。2リッターエンジンはルノーメガーヌの16バルブを移植したもの、フレームはアルミのスペースフレームで、ボディーはFRPです。
これはウインドスクリーンがあるパルブリーズというタイプ。ソートバンというタイプはウインドスクリーンすらありませんでした。
当時MGF、ロータスエリーゼ、といったオープンスポーツがデビューして、この車もその仲間のひとつみたいな紹介をされておりましたが、とんでもない、これはマジなレーシングカーですね。
モーリス
ではありません。
ヒンドスタン アンバサダーです。
ヒンドスタンモーターはインドの歴史あるメーカーで、いまでもこのアンバサダーを生産しているようです。
日本にディーラーもあるんですね。
エンジンはいずず製の1.8リッター。いまやマルチポイントインジェクションだそうです。
ルノーメガーヌのリア。
これをみますと、
マツダキャロルを思い出します。
ルノーメガーヌこの前の型、私も乗ってました。
なかなかいい車でしたが、ミッションと電装が弱いのにはちょっと参りました。
50年代のビートル。
オリジナルコンディションを保った美しい車でした。
このころのワーゲンはエンブレムがおなじみVWではありません。
フォルクスワーゲンの本拠地ヴォオルフスブルク市の市章をあしらった、七宝焼きのしゃれたものです。
ヴォオルフスブルク市はナチスドイツ時代に、フォルクスワーゲンを生産するために建設された計画年で、戦前はKdF市(「歓喜力行団の車市」(Stadt des KdF-Wagens、KdF-Stadt)と呼ばれていたのだそうです。
ポルシェ944です。
フロントに巨大な4気筒エンジンにバランサーシャフト、リヤにはミッションを置くトランスアクスルレイアウト。
エンジンはアウディーからポルシェオリジナルに、ありとあらゆる対策を施した944でしたが、評価は高いものの911の影に隠れる形で、最後まで911に取って代わることはできませんでした。
ポルシェはRR(またはMR)というユーザーのイメージは結局かわらなかったのか変わったのか?
パナメーラ、カイエンなどを見ていますと変わってきたのかもしれませんね。
最終型の三菱スタリオンGSR-VR2600だと思います。デボネアなどに搭載されていたG54Bにターボとインタークーラーをドッキング。175馬力と32Kg/mの大トルクを誇りました。
(2リッターのワイドボディもあったようなので、間違ってたらすみません。)
さて、ジャガーXJ-Sカブリオレです
この車ですが、ちょっと普通のジャガーXJ-Sのカブリオレではありませんでした。
こちらをご覧ください
HESS & EISENHARDTというアメリカの名門コーチビルダーが作成したXJSなのです。
通常のXJ-Sカブリオレはカルマン が手がけたのですが、
こちらは、キャデラックのカブリオレなどを手がけたHESS & EISENHARDTが製作したものだということです。
通常のXJ-Sは幌の収まりがわるく、幌の部分が高くなってしまうのですが、こちらのカブリオレはボディーラインとツライチにできるようになっているようです。
これは、燃料タンクの容量を削ったりして、幌をぴたりとおさまるように加工したようです。
こちらの英文のサイトを拙い英語力で読み解くところ、カルマンのカブリオレを加工したものではなく、クーペを加工して一から製作したもののようです。
ここまでして伊達を貫く美学。すばらしいですね。色も実に上品なオフホワイトです。いまこういう色ないですよね。
今回も戯言にお付き合いくださりありがとうございました。
それではそのほかの写真もご覧ください。
by sendai-isme
| 2012-09-09 21:51
| 2012 クロニクル