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さらに危険な「内部被曝」 (中)

ここからはブロガーとしての私の意見です。

今回、菅谷先生の講釈をこのブログでもアピールしておきたいと思いました。
ここでは 経口摂取について親として対処し子供を放射能から護る必要がある 
という意味でのレポートです。

あれもダメこれもダメとか 危険とか 避けるとか 引っ込むとか 拒否するとか・・・ではなく、
冷静な被曝への忌避法 対処法などが以下の記述から読み取れるはずです。
福島の親御さん同様、子を持つ親として文科省に出向くことも一行動として理解できます。
その前に自宅での忌避法を今一度じっくり見直してみてください。

我々福島以外で暮らす者にとって、もしかすると無知さゆえに内部被曝には無頓着であるかもしれません。
できそうでいて難しい問題ですが 常々口から入ることにもっと敏感になり何が安全なのかを考えて摂取しなければいけません。
食べるにしても 飲むにしても 今後は「根拠」があるということをここで学んでください。

たとえば・・・産地とか 雨の多い梅雨時の食糧とか 近海の水産物は去年獲れた冷凍品か?とか自らチェックし摂取することです。
僕も風評被害で困っている福島の生産農家を助ける意味で 福島産青果物を応援しようと思っていましたが(1度だけ実行)、これはミスリードだったようです。

小さなお子さんがいる家庭での自主防衛策 たとえば・・・
産地は・・・福島原発から遠い地点が基準です。「地産地消」は忘れましょう!
日付は・・・原発事故以前に収穫されたものが基準です。
時間的経過は・・・「拡散した」か?「安全圏に入った」か?が基準です。最大30年。
このうち産地と日付チェックは自分でできる「食品選択」になると思います。


日本総理や韓国大統領や中国首相が揃って 福島産サクランボをほうばり安全をアピールするニュース映像を見ましたけれども
 「あれは 大人であるから安全なのであって、子供にとってはおそらく忌避すべき」と私は理解しております。
風評被害をなくす意図もありましょうが・・・。

さらに危険な「内部被曝」 (中)_f0081398_22135831.jpg
しかし皆さん、何でもかんでも政治のせいにしてばかりもいられません。
内閣を倒したからといって放射能・放射性物質が消えるわけじゃないし 
かつて安全基準を作った自民党政権時代の人たちがさらに厳しい目で基準を改定するとは思えない
なので対策は「我々自身が自主的に安全策を講ずる」こと、それしかないと僕は思います。

かつての自民党政権時代に策定された安全基準値と世界各国の安全基準値とを比べ、驚くと同時に自主防衛しなくちゃ・・・と決意なさるはずです。。
●ミルクなどの飲み物基準値比較では 
WHO基準は 2ベクレル/リットルに対し 
日本基準は セシウムで200ベクレル/リットル、ヨウ素で300ベクレル/リットル
日本の乳児基準は 100ベクレル/リットル
ベラルーシでは 10ベクレル/リットル

●食べ物の基準値比較では
WHO基準値が 10ベクレル/kgに対し 
日本基準値は セシウムで500ベクレル/kg、ヨウ素で2000ベクレル/kg
ベラルーシでは 100ベクレル/kgとなっています。


いかがですか? 世界基準に比べ日本の放射能を帯びた食品の摂取基準がいかに緩いか!がお分かりになると思います。
体に取り込まる基準量が外部被曝の放射線量で小学校で積算20ミリシーベルト(大人の基準値?)というんで親は不安になり、
文科省前のデモとなったわけです。残念ながら20ミリシーベルトという値がどれほどの値なのか 僕はまだ不勉強で分かっていません。

無知でいると、外部被曝だけが20ミリシーベルトと思い、それで済ませる方がいるかもしれませんが、
じつは 学校給食に使われる食材なども その放射線量=ベクレル量を計って、
4000ベクレルのホウレン草とか 1000ベクレルのミルクとかを見逃すことのないように、
食材もきちんと放射線量を計って それを食すならば内部被曝量として積算しなければいけないはずです。

今の日本は世界が注目する危急時です。
基準値を明確にし安全なものを定め外部・内部被曝基準を策定し、世界に公表すべき立場にあると思います。
5年後になって、我が子に甲状腺ガンが発症したとして
損害賠償を政府に求めるのが親としての正しい道か?と問えば それだけではないですよね。

子らの健康を克ちとり、安全安心な未来を歩ませるべく決意するのが親のはずです、
賢者なら今の今、歩むべき道の方向を定め、実践に移行していくはずです。


次のページに続く
by sendai-isme | 2011-05-27 14:43 | 東日本大震災