人気ブログランキング | 話題のタグを見る

早まりそう・・・

今日、5月28日 今月3度目の配送をしてきました。画像は野蒜常林寺境内のツツジです。

◆ カモ井加工紙㈱さま
北海道産のニシン カレイ ヤリイカ アジ開き 瀬戸内海産ままかり酢漬け 
味噌パック ドレッシング各種 洗濯ロープ 洗濯はさみ 
◆ 中門水産さま 
静岡産のアジ開き いわし開き ほっけ めざし 
◆ 117さま
桃屋らっきょう 桃屋福神漬 男性肌着 トランクス ブリーフ  軍手 軍足 
皆さま ありがとうございました お届けしてまいりました。
早まりそう・・・_f0081398_9484815.jpg
常林寺境内のツツジ

今日は嬉しいことが2つありました。

現状では 松島町東部地域交流センターは内海さんたち12名、中下公民館は尾形さんたち16名、
常林寺は安達さんが仮設に転居されたので 代わって宮澤さんたち15名、野蒜駅裏は坂本さんたち13軒 
と大幅に避難所入居人員が減っておりました。
以前は狭い避難所に60人前後住んでいたと思うと・・・4分の1に減ったわけでから、
それだけアパートに移った方、仮設住宅建設に入居した方が多くいることを意味しております。
これはこれで大きな前進で、よかったですね。

でも 見落としもありました。ストッカーとか冷蔵庫がなかったんですね。
寒い季節だから間に合っていたわけですが 夏場はちょいと大変かな。それに 働き口の問題もあります。
さらに 働き口がみつかって働き始めれば 煮炊きや 保育や 老人の世話など まだまだ生活問題や不安は残りそうです。
でも先ずは前を向かなくちゃ、そして歩ける人から歩みを進めないと・・・、中には歩き出せない人もいますので、そう一律にはいきませんが。

今日、だいぶ仮設入居が進んでいることがわかり 松島町東部地域交流センター避難所は閉所になることも知りました。
やっと状況的に一山越えたなと思えるようになり 期せずして最後の支援物資配送になりましたので、
我々の集まり「イッズミー」の名を名乗り、この支援の陰に多くのイッズミー参加者が応援していることを伝えてまいりました。

そういえば 松島東部地域交流センターにて毎週毎週、一週間交代でバス1台分40名でボランティア合宿研修をされていた
兵庫県舞子高校環境防災科の生徒さんたちも、5月28日からの一週間が最後のクルーになったようです。
神戸震災以後に新設された環境防災科、凄い高校ですね、ボランティア活動が社会実習の研修だというんですから 
それだけでも世の中変わってきています。

雨に濡れる者を見たら、庇を貸すのは当たり前です。しかし今回 私は充分すぎるほど分かったのですが 
「共助の精神」では、さらに火を焚いて、風呂を沸かして、冷えた身体を温めなさい、温かいお茶を点てて進ぜましょう
お互いさま・・・という「徳の実践」だということでした。

次に、嬉しかったことの2つ目・・・

野蒜駅裏の避難所指定となっていた民家グループ17世帯ですが、先日、震災後2ヶ月ぶりに電気が通って、
家に灯りがついたシーンがテレビで流れましたが そのシーンを世話人:坂本さん宅で笑顔とともに確かめてまいりました(笑)
実にこの野蒜駅裏地区は先の5月20日 「自立に向けて立ち上がろう」宣言をしたばかりで 指定避難所から自主的に外れました。
確かにスーパーはない病院もない地区なので車で松島か矢本に移動するしかないのですが、
なんせ自立に向け第一歩を踏み出すまでに至ったわけです。おめでとうございます。

僕らは月に2、3回ですが休日に物資・生鮮食材を運んできました。
じつは今回まで(仮設に入居が決まるまで)自分達イッズミーの名を名乗らずに 毎月同じ避難所を支援してきたわけです。
ここでも、そこでも あちらでも イッズミーの名前は伏せておりました。支援者と被災者 互いの理解を深めること、
さらに形式ではなく実質で援助を続けたいという思いがあったからです。

3月末、最初の訪問、、、「支援物資を持ってきました!」と言える状況にはありませんでした。
その後、毎週毎週の訪問を繰り返すうちに、顔を覚えてもらい僕らの意図を汲み取って貰えるようになっていったわけです。
そういえば防塵マスク配布の時なんか 「あとで請求がくるのか?」といわれたほどでしたよ。
お互い馴染みがないので不審が先行しがち、とにかく気遣いの連続でした。

被災者といっても昨日までは僕らと同じ生活レベルだったわけですから・・・
その彼我の違いを心で打ち消し共感を持ち合えるかどうかが一番気を使うところでした。
それに名を名乗るかどうかは当時、避難者にとっては関係無いことなので敢えてしなかった というわけです。
だけど今日、ついに名を名乗れる状況になって なんだか内心ホッとした感じ。
ここまで来るのに・・・意外に早かった というのが正直な感想です。
  
被災地にあっても・・・自分は被災者でない 

・・・と自分に言い聞かせてきました。
震災や津波のニュースを見る度に「これじゃいかん」と、自分一人からでも支援活動しようと決意しました。
まずイッズミーで呼び掛け支援活動がスタートしたわけですが 
全国は 博多 岡山 倉敷 兵庫 大阪 静岡 横浜 東京 新潟 福島 山形 羽後湯沢 北海道 そして仙台。
多くの仲間が即座に反応し縁が縁を呼び込んで 衣料 下着 青果物 冷凍塩干魚 味噌 醤油 生活物資をいただきました。
またTシャツ集約活動も300枚も集めることができ、支援に弾みがついて呼び掛けた本人としても感謝感謝の連続でした。

さて、みなさん 8月まであと3ヶ月ですが 支援の形態 支援方法 物資の内容 など再検討する時期が早まったように思います。
避難所支援か?或いは仮設住宅支援か?などもう少し検討し、ネット通信によるリクエスト方法の状況を見ながら・・・
何を いつ どうやって などの検討をしたいと思います。

当面6月から8月まで 月一のイッズミーで生鮮物資集荷活動と義援金集約活動は継続します。
そして生鮮青果ブツ 海産干物を引き続き支援してまいりたいと思います。
以上 今日現在の報告を申し上げます。まだ、一時金が支給されていないようですね。
僕らの支援はまだ続けてゆきます。

6月イッズミーで生鮮野菜と果物 味噌と醤油 季節の果物などを集荷しましょう! 
ではまた6月 お会いしましょう! 


◎避難所にパソコンが用意されたので・・・ 今回 メールをいただきました。

いつも、美味しい干物有難うございます
今日、安達さんの所に持って行った鰈は隣近所にわけてたべるそうで
早々安達さんの近所から電話が来ました
今、仮設住宅は入居出来たものの義捐金等の支給はまだまだ先で
6月中旬に成るそうです、それまでは収入の無い人達がまだまだ多くいます
仮設住宅に支援するのはかなり規模が大きく成りすぎるとは思います
せめて、定林寺から出た人達も同じように考え此処から余った物資は
持って行ってあげようと思っています     宮澤

  

by sendai-isme | 2011-05-29 09:51 | 東日本大震災